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ホームメディアニュース芸術新潮編集長から|通史だから分かる 実はスゴイ英国絵画

編集長から|通史だから分かる 実はスゴイ英国絵画

2021.02.26

西洋美術においてイギリスは、イタリアやフランスに比べて出遅れた感があった。理由のひとつは、島国であり、大陸の伝統から切り離されていたこと。もうひとつは16世紀前半の宗教改革だ。偶像崇拝が否定され、大パトロンである教会からの注文がほぼゼロになった。

 

ところが産業革命が始まると、富を得た市民たちからの絵の需要が高まる。19世紀前半にはターナー、コンスタブルという二人の巨匠が活躍。その後は文学を背景としたラファエル前派、続いて、美しければなんでもアリの唯美主義が人気を博す。

 

そして戦後、フランシス・ベーコンとルシアン・フロイドの登場でイギリスのアートシーンは一気に存在感を高め、1984年に創設されたターナー賞が拍車をかける。ピーター・ドイグ、デミアン・ハーストなど数々の才能を発掘したのだ。さらに目下、バンクシーが世界を席巻中。

 

いまや欧州随一の美術大国となったイギリス絵画の通史を、日本で初めてお届けしましょう。

 

【芸術新潮編集長 吉田晃子】

 

 

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