編集長から|最新版にして決定版 全104展を一挙掲載
2021.03.29
昨年はコロナ禍で多くの展覧会が延期や中止となった。
毎年12月号で翌年の必見美術展を大特集するのがここ数年の恒例になっていたが、
昨年12月号での掲載を断念したのは、2021年の展望が見えなかったためである。今年に入ってからもカラヴァッジョ展の中止が発表され、まだ予断を許さない状況ではあるが、ようやく見通しが立ってきた。
そこで4月号で、最新情報を盛り込んだ決定版として恒例特集をお届けすることにした。
ご紹介するのは全104展。
アニバーサリーイヤーならではの企画は、1400年遠忌を記念した二つの聖徳太子展や、
柳宗悦没後60年を機にした「民藝の100年」展。
イスラエル博物館所蔵作品からなる印象派展や、オールドマスターづくしのメトロポリタン美術館展など、 出品作の大半が初来日という展覧会もある。
充実のラインナップを楽しんでほしい。
しりあがり寿さんのキュートなイラスト入りで人気の「芸新手帳2021」も付いてくる。
芸術新潮編集長 吉田晃子